こんにちわ。
デンマークはすっかり秋模様。

気温は、10度以下になる日も増え、週の4日は雨が降る。THEデンマークの冬の匂いです。
そして、今週は1時間、時間も戻り、冬に向けての準備を感じます。
そうなってくると、もちろん衣替え。
ニット系の服を着ている人が増え、セーターやマフラー、子どもの服も冬用のジャンプスーツとすっかりファッションは秋冬になりました。
デンマークにとって、”ウール”は昔から人々の生活に欠かせないものでした。
なので、今もとても身近にあります。
編み物が人々の冬の趣味として、定着しているように、街には沢山の毛糸屋さんがあり、田舎にいけば、自家製羊毛から糸を紡いて毛糸を作っているお店もあります。
昔から欠かせないウール

冬は風も強く、寒さが厳しいデンマーク。
昔から羊毛は人々の生活にとても密着していました。
昔は刈ったばかりの羊毛をときます。
刈ったばかりの羊毛 羊毛をとく
そして、その羊毛を足でスピンを回しながら、糸に変え、天然の染料で染め上げていました。
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昔はわからずに使っていましたが、今や、ウールには”ラノリンLanolin”という天然の撥水効果があることがわかっています。
表面は濡れますが、水は下まで浸透していかないので、雨の多いデンマークでも、人々の身体を温めてくれたのです。
寒いとケープを羽織ったりするお馬さんと違い、羊が長い間外にいることが出来るのも、ラノリン効果があるのですね。
このラノイン効果、洗うとなくなっていってしまいます。
デンマークでは、ウール専門の服屋さんもいくつかあります。
ウールLOVEな人が多いからこそでしょうか。そういうお店では、
- 極力洗わない
- 外に干して風に当たらせ、太陽にきれいにしてもらう
- ラノインソープの使用
以上の順でケアを勧めています。。
ラノリンソープ自体は、美容業界で肌用に使われています。
もちろん、ラノインは元々ウールのもの。
ウールにラノリンを補充することで、撥水効果もアップということです。
愛される代表Johaのウール下着から今やスーパーでも

”ウール”というと、チクチクするかも、暑いんじゃないかといった印象をもつものです。
ですが、ウールは体重の40%の発汗水分を吸い取ってくれると言われていて、綿の8%に比べて多く、
夏は涼しく、冬は暖かく過ごせると重宝されています。
有名なのが、1963年デンマーク創業のJohaです。

赤ちゃんのボディスーツも多く売られています。
商品は、ウール、ウール+コットン、ウール+シルク、メリノウールと用途や肌によって選択できるラインナップになっています。

うちがJoha商品で愛用したのは、恥ずかしながら下着ではなく、靴下。
もうふわふわあったかなのに、チクチクなんて少しもしない。
直接履かせて、よく寝かせに外にいくのに使いました。
普通の靴下じゃ寒さが心配だったけど、これだと足はぽかぽか。
締め付けがないのも心地よかったのかもしれません。
こどもに愛を込めるおくりものを着せる

孫や子どもに帽子やミトン、カーディガン、もちろん下着。
手作りで編んで、プレゼントしたり、自分のこどもに作ったりするのは、とても極普通の日常です。
この時期、長距離列車にのると、無造作に編み物をしだす人続出。
私は編み物は得意じゃないのですが、大変さだけはわかるので、凄いな〜と感嘆。
私は編んであげる自信がないので、これを大事にとっといて、孫に送りたいとおもいます。
まとめ
今日は”ウール”についてでした。
メリノウールは結構プライスがするものですが、長く使えるので、自分用に一枚買いたいなと物色中。
一度お店で触ってみてください。
気持よくてすりすりしてしまう気持ちよさです。