こんにちわ。
この前、下の子が乳児部保育園Vuggestueに入ったので、保育園について書きました。
私たち夫婦、今の保育園がとても気に入っています。
偶然入ることのできた所ですが、とてもラッキーだなと。
というのは、友人から色々な話を聞いていて、迎えにいったらみんなでテレビみているとか、先生によってやっていること全然違うとか、場所によっても色々違いがあるようで。
色々な保育園がありますし、それぞれ方針やスタイルも違うので、これがデンマークスタンダードかはわかりませんが、実際にこどもを行かせていて、いいなと思っていることを紹介しょうと思います。
保育園全体のいいところ

私の保育園は、公立保育園で、二人共、同じ保育園に通っています。
保育園が年齢によって、ふたつの形に分かれていることを、以前紹介しました。
今、2歳4ヶ月の下の子は、”Vuggestue”乳児クラスに、5歳4ヶ月の上の子は”Børnehave”幼児クラスに通っています。
アプリにて一括情報共有&写真共有
コペンハーゲンでは、アプリを使って、保育園と保護者との情報共有がされています。
アプリのもとは市直轄なので、アプリに緊急連絡先なども入っていたりするので、通所が決まっても、特に紙の提出も何もありません。
パスワードを使って、自分のこどもの情報が見られるようになっています。
アプリを使って
- 保育園責任者からのお知らせ
- 各クラスの毎日の様子
- 何時に来て、何時に帰ったか等のトラック(何時にお昼寝して、何時に起きた)
- 本日のクラスの様子写真
- 各クラス先生からのお知らせ
情報の共有が行われて、設定しておけば、メールにお知らせがくるので、見逃すこともありません。
とても便利です。
リアルタイムで何時に起きたとか見えると安心ですし、あっ今日は短いから疲れているかなとか子どもの事を観察できます。
送迎時間のフレキシブルなこと
これは保育園によると思いますが、私の保育園はバスで他の場所に保育にいったり等がないので、送迎の時間は本当に自由です。
朝は、6時半から9時。
お迎えは、好きな時間といってもいいと思います。大半の人が16時頃来ているようですが、15時から平日は17時までです。
乳児クラスであれば、お昼寝が起きたら、迎えに行く人がいたり、リアルタイムでわかるので。
私はおやつが終わったかなという時間で、上の子が一緒に帰ってくれそうなタイミングを見計らって、迎えにいきます。日本語とふれあう時間ももってほしいのと、静かになる時間も作りたいなという思いから、少し早めに行っています。
この時間の余裕さは、朝でる直前にトイレとか、買い物に行ったら長引いいちゃったとか、そういう時も電話をしたりしなくてすむので本当に安心。
アメリカ時代の幼稚園は、10分遅れたら、緊急電話に電話とかきっちりだったので、当たり前だけれども。
特に朝は、ぐだぐだ上の子が時間がかかるので、ありがたいのです。
保育園内に自転車&ベビーカー置き場
沢山の親が、朝こどもを送って、仕事場に行き、帰り迎えにいくのですが、コペンハーゲンという場所柄もあり、車の送迎は少ないのです。
なので、保育園内に、ベビーカー置き場があって、置いておけるようになっています。
うちでは、上の子は自分で自転車を運転、下の子は自転車シートに乗せていっています。
朝、北欧マンが送った後、自転車シートと上の子の自転車を共に置き場へ。
帰りは私が、自転車シートをセットして、子どもと自転車に乗って帰るという具合。
SwedenのTHULEという会社のYeppという自転車シートを使っています。
土台だけ自転車につけておけば、2台の自転車で使えて、盗難用ロックもついています。
北欧マンは30分位は自転車を漕ぐので、シートがないと軽くなっていいそうです。
自転車トレーラーの部分を置いてる人も。
本当自転車大国ならではのことだと思います。
年齢が混合クラス:3歳から6歳が同じクラス

日本では、年齢毎にクラスが分かれていますが、3歳から6歳が同じクラスなのが、うちの保育園です。
兄弟の年齢が近ければ、同じクラスにいる場合もありますし、いくつかのクラスがあるので、分かれていることもあります。
小さい年齢の子にとって、大きい子と過ごす時間があることで、自分が一番上ではなくなり、学ぶことも増えますし、大きい子にも、小さい子を思いやる気持ちや、手伝ったりすることで、思いやりの気持ちを学ぶことができます。
家でひとりっこの子も、保育園で学ぶことができます。
まだ、下の子が保育園に入る前、コロナのルールもあり、沢山の小学生が公園で授業をしたり、時間を過ごしていました。
公園で、下の子が遊んでいると、みんなとても上手に遊んでくれ、声をかけてくれました。
それを見ていると、そういう思いやりの一部は保育園で身についたものもあるんじゃないかなと感じる瞬間でした。
同じくVuggestueも10ヶ月から3歳までの混合です。
まだ口にものを入れてしまったりする年齢であることは一緒ですが、ハイハイから歩行が早い子まで混ざる感じになります。
うちの子は、大きくなってから入ったので、自分より小さい子に最初はどきどきしてた様子ですが、最近は頭をなでたり、自分が大きい子になって、思いやりを学べる機会になっているようです。
Børnehave 幼児保育園のいいところ
初中等教育にあがる最後の年には別なアクティビティ
デンマークでは、基本的には6歳から10年間の、いわば小学校と中学校のくっつきのような小中学校(Folkskole)にいきます。
学校の0クラスに入る年は、日本でいう年長の年齢です。もちろん8月スタートなので、誕生日によって変わるとは思いますが。
上の子は来年8月から0クラスに通うことになるので、週1回のアクティビティに参加しています。
例えば、
- 電車やバスに乗って、遠くの公園や美術館などにいく
- 別室で静かにごはんを食べる
- 別のプロジェクトに一緒に取り組む
など、学校生活に必要になるだろうスキルを少しずつ試して、練習していきます。
ペタゴーPædagogの取り組み
保育園の先生のことをPædagogと言います。
上の子のクラス17人に2人のペタゴーにペタゴーヘルプが1人、計3人で担当しています。
日本の22人を一人の担任でみていた幼稚園先生、大変だろうなと、これと比べると凄く思うのですが。
言語発達チェック
入園時に、ひとりの先生が、『私が言語教育担当なので、適時テストをして確認していきます』ということで、
保育園に行きはじめてまず、語学チェックをしてくれました。
もちろん、北欧マンはデンマーク人ですが、アメリカ時代、こどもも英語のほうが理解をしているし、北欧マンと私との会話も英語だしって感じで、あまりデンマーク語を話してきませんでした。
なので、入園当時は、コロナで自宅時間に話してはいたものの、もちろん他の児童のようにはいきません。
半年に1回のペースで、テストをしているようで、この前のテストでは、問題ないレベルですと言われました。
11月に小中学校に申し込みが始まる期間に、親面談があり、学校に進級で問題ないか、話があります。
そこで、社会性や協調性などに加え、言語として、カンバセーションがどのレベル、語彙がどの程度知っているなど、表にして説明をしてくれました。
こどもそれぞれの問題もわかりやすく、親がこどもにするアプローチも分かり、とてもいいシステムだと思います。
先生による問題解決方法
クラスの中で、女子率が高いのですが、一時期女子のいざこざが絶えなくなったそうで、先生が、”女子タイム”を作りましょうと取り組みをはじめました。
上の子を含む、女子6人で別のアクティビティをして、話を聞く練習や順番を待つ練習、どの子とも均等に距離を保つ練習をしたそうで、2ヶ月後には、いざこざが起きることがなくなったそうです。
もちろん、この話を聞いて、男の子の親から、男の子タイムもやってほしいと希望があったのは言うまでもありません。
デンマークのいいところは、もちろん、週の予定など決まっている中でも、先生が自由にそのクラスに応じて、その児童たちに応じて、働きかけができるところだと思います。
まとめ
乳児クラスははじめたばかりなので、幼児クラスについてを中心に、実際の保育園でいいなと思っているところを紹介しました。
実際、色んなタイプの保育園があり、森で過ごすタイプの保育園もいいなと思います。
デンマークでは雨でも変わらず、外で遊びますし。
でも、それだと毎日弁当を作る必要があったり(全部じゃないと思うけども)、バスの送迎時間まで結構まって、
中でこどもが寝てしまっていて、帰りが不機嫌だったり(夏の経験より)。
今のところでも本人達は楽しく通っているので、よかったよかったと満足している両親です。