デンマークでは、”釣り”はかなり人気のある趣味です。
コロナの騒ぎの間、毎日釣り竿背負ったおじさんから子どもまで、自転車で釣りスポットに出かけていきます。
最近は、釣り女子もかなり増え、ワインやお菓子片手に、おしゃれな釣り女子が釣り竿背負って自転車を漕ぐ姿もかなりみるようになりました。

なんだか、その娘達をみてたら釣りハードルも下がってきた〜
北欧マンは、小学校時代から釣りクラブで自分のルアーを手作りしていたという根っからの釣り大好き(釣りがうまいとは言いがたいのがやや難)。
釣り、、意外に楽しいじゃん!!
長年、一緒に試しにやってみるけど、楽しさが掴めなかった私が、ついに釣りの楽しさに目覚めれた、目覚めさせてくれたのが、この夏。
テレビの釣り番組で、離婚した後うつ病になってしまった男性を特集。
薬を大量に飲まないと精神的に安定しなくなった彼に、前妻が勧めたのが釣りなんだそう。
彼は、従兄弟と共に色々な釣りにでかけ、自分の心と向き合うことができるようになり、薬が減量できたとのこと。今や、釣りが彼の精神安定剤の役割をしているそうです。
この夏、私も釣りを経験して思ったこと。
ルアーを投げては、引き投げては引き、その間無心で、海を眺める。海が景色を変えていくのや、潮の流れが変わっていくのをみていると、心が透かされていくような気分でした。
釣りにはこんなにいい効果があるなんて知らなかった!
仕事に家事、育児、色んなことが頭から離れなくて疲労している女性・ママに勧めたい!
釣りによって得られる嬉しいポイント
- 釣りは軽いエクササイズである
もちろん、釣りは家のなかじゃできず、海沿いや川沿いにいきます。それだけで、1日の歩数はあがる。そして、魚がかかったら、想像以上の力を使います。すっごい小さい魚でも。
瞬発力が鍛えられること間違いなし。 - 太陽にあたることで、健康増進効果あり
外にいることで、ビタミンDを作成でき、カルシウム・リン酸の体内への吸収を促進してくれます。
女性の体は、元々男性に比べ、骨粗しょう症になりやすく、妊娠や授乳によるによる身体の負担も考えたら、そこはしっかりケアしていかないといけません。 - ひとつのことに集中する時間を作る
私たちは、常に沢山のことを頭において動いています。
仕事、家族の予定、掃除、洗濯、料理の献立、買い物、ひとつのことを考える時間なんてあるでしょうか。
面白いことに釣りをしている間、自分の身体の感覚のみに集中できるんです。
だって、状況的に他のことを考える必要がないから。考えてもしょうがないから。
その状況が大事なんです。気になってもあきらめる。考えてもしょうがない。 - 水によるリラックス効果で、日々の心に癒やしを
以前から、水の癒やし効果は話題になっています。音だけでなく、視覚的にも、脳にリラックスを与えることができます。少しの時間の違いで、日が下がり景色が変わっていく様子は、いつも見えないものを見せてくれます。 - 最高な友人とシェアする時間
もし、釣り時間を共にシェアできる釣り仲間がいたら、もっと最高です。
話す時間は恐ろしいほど沢山もつことができます。だって、スマートフォンをみている時間はありません。常に釣り竿もってますから。
友人と語り合うのに最高です。ワインを飲む手はあきますよ。 - 釣れたら嬉しい美容効果&食材ゲット
魚が釣れたら最高に嬉しい!テンションあがります。笑顔は心のストレスを除く最高の治療法です。
そして、上がる口角が、頬骨の筋肉トレになること間違いなし。
もちろん、魚が食べれるものなら、なお嬉しい。処理が大変という人もいうけれど、釣り場である程度キレイにしてから帰れば大丈夫。『私、釣るから』と心にきめ、ナイフももっていきましょう。 - 生き物はこどもの最高の教育材料
基本はキャッチ&リリースだけど、持って帰ってもいい生きものをとったら、子どもに見せてあげましょう。
スーパーでもう売られる準備がされた魚や水族館でみるものよりも、あそこの水場にこんな生き物がいると知ることは、”自然に生き物が住んでいる”ことを知る最高の教育材料です。
どうでしょう。忙しい女性もお疲れママも釣りがしたくなってきたのではないでしょうか。
私の初収穫をご紹介

私をはまらせてくれたお魚は”ホーン・フィッシュ”という魚です。
デンマークでは、旬は4月5月ですが、今6月末も場所によっては浅瀬に沢山います。
このお魚、ちょっと失礼にいうと、単純な魚。キラキラしたものが大好きなのです。

今回は、こういうルアーで釣りましたが、スプーンのすくいとる部分を取った柄にフックをつけて釣っても釣れるという、キラキラしていればなんでもオッケーという魚さん。
虫を餌にしなくていいってところがまず初心者によかった。
ホーンフィッシュ。英語名はガーフィッシュというそうで、下がWikiの説明です。
ガーフィッシュ Belone belone(英: Garfish)は、ダツ目ダツ科に属する魚類。Belone はギリシャ語で「針」を意味する[1]。北・中央アメリカに分布するガーパイク(またはガー)、同じダツ目のハマダツと体形が似ているが、系統はまったく異なる。
引用元:Wikipedia
最大で93 cmになる大物もいるそうですが、だいたいが50cm前後。私たちが今回釣れたのも平均サイズでした。特に太ったやつは、お腹をキレイにする時にみると、食べた小魚を発見。食物連鎖ですね〜。
口の部分が尖っていて、ギザギザのしっかりした歯が生えています。、触ると危険なのでご注意を!

この尖った口の暴れた時にくるくる巻き付いて、外す時に大変なことも。お魚さんは自分で口が開けられなくなってより暴れるという悪循環。命いただきますを感じます。
びっくりしたのが、この魚、骨が緑色なんです。取り除くのに、見えやすくていい。
こっちでは、スーパーではほぼ切り身になる魚しか売っていないので、食べるにはとるしかないのです。
サンマのように小骨が沢山あるので、こっちではフィレにして料理するのが主流のようですが、うちではこうしました。

材料:
ホーン・フィッシュ
マスタード
小麦粉
ハーブミックス
バター
お腹をキレイにして、血を取り除いたら、4分割。
おなか側にマスタードを塗って、ハーブミックスを和え、小麦粉でまぶしてバターで焼く

デンマークでは、もちろん、ライ麦パン(Rugbrød)に乗せて、オープンサンドイッチで頂きます。
いただきまーす。
まとめ
丁度始めた時期が、釣り易い魚の時期だったのがよかったw
釣りあげる楽しさも、その間のぶつぶつ考える時間も、エンジョイ出来ることを身体で感じました。
今度は、サバがくるそうなので、またトライしたいと思います。
これから、サステナブルな釣りスタイルも調べていかなきゃです!