こんにちわ。
あっという間に夏が終わり、もう朝7時真っ暗という冬の時間になっているデンマークです。
最近は、うつ予防のライトもキッチンにセット。
何それって方はこちらをみてね。
ブログから遠ざかってしまった日々でしたが、なぜかというと。
夏休み明けから、新しい生活環境をスタートしました。
8月から8年ぶり?ぼちぼち働きはじめました。
『私ごとコラム』です。
日本で働いてから、たった月日は8年。。
最後に日本に住んでいたのは2013年。
正社員と働いていた病院を退職して、デンマークへと旅立ったわけですが、本当にとてもフレンドリーな職場だったので、結婚するかもわからない三十路な私を『逃すなよ』とばかりに盛大に送り出してくれました。 笑
結婚してから、育児中のアメリカ生活、友人のベビーシッターでお給料をもらうことはあったけれど、ちゃんと会社に登録して働くのは、初めて。
海外で初のお仕事です。
ここまで来るのに、自分の大きな波は沢山ありました。
私は長い約6年の産休育休状態。
その間に国も変わって、言語も変わり。
高いチャイルドケアに、私の働く気はすっかりなくなり、しっかり主婦に。
それでも、こつこつと溜まるストレス。
原因が、自分への節制意識。
沢山買いたいものがあるわけじゃない。それでも、働いてない自分が外食すると無意味に罪悪感を感じてしまっていたあの頃。
『主婦という仕事をしている』と毎月決まった額を現金でもらい、それはレシートをもらわず使う
このルールで、幼児と乳児の子育て時は十分でした。
働きたいともがいて、1年間日本語教育のコースも頑張ったりもしたけれど(👈自分には全く向いていないと勉強し終わって気づいたので、仕事にならず。でも、娘の日本語の発音間違いの原因がわかったり、役にはたっているからよしにしておこう)
日本にいても、一度長く育児に入るとなんとも働きだすタイミング難しいですよね。
海外にいたら、よりなおさら、自分の出来る仕事なんてあるだろうかと思っちゃう。
自分だけじゃない新しいチャレンジへの躊躇

私のみならず、仲のいいドイツ人の彼女も、最初は重い腰があがらなかったといいます。
彼女は私よりもデンマーク語ペラペラにできていたから、もっと自信があってもいいような気がするけれど、
彼女でも勇気を出したと聞くと、みんなそうやって、自分の背中をぐいっと押したんだなって。
自然とくる挑戦と自分で向かう挑戦
思ってみれば、海外生活開始してから、振り返ってみたら、自分に襲ってくる挑戦に挑むばかりで、長らく自分から立ち向かっていってないのです。
子育てで向き合ってきたことも、海外生活引っ越しで向き合ってきたことも、自然にどんどん私に襲ってきたもので、私が《よし、やってやろうじゃないか!》って決めたものではないこと。
家族としての役割のタスクをこなすのに精一杯で、自分自身の戦いを長らくしていないから、久々の挑戦は本当は避けくなってしまう。
一人の時は、あんなにボンボン行けていたのに、保守的になっている自分に気づいて、驚きと同時に自分が違う人になっていたような気さえした程。
でも、きっとこれは私だけではないはず。
長い間、誰かのために沢山のタスクをこなしてきた中に、自分のためのタスクをいれてない沢山のママがいるんじゃないかな。
誰か背中をおしてほしいタイミング
そんな保守的になってた私に、急に『とりあえず、CV送ってみようよ』と行ってきた北欧マン。
うなずくけれど、一行に動かない私に、強制で私の英語のCVをデンマーク語化。
毎日ネットで私の申し込みできそうな職場案件探しをし、『こんなんあったよ。』とぼつぼつ報告。
それでも、自分のデンマーク語に自信はないし、乗る気にならない時に、ちょうどクラスで職探しのテーマ。
みんなの職探しや仕事しているのを聞いて、ちょっとやる気がでてきたけれど、自分で書くデンマーク語で果たして返事がくるのか。。。。
『10社だして、全部落ちるのもよくあることだし、嫌だったらやめればいいんだよ』なーんて簡単にいうけれど、
変なところで日本人気質か、そんな雇ってもらってすぐやめれないでしょとか(受かってもないのに)考えて尻込みする私。
色んなやり取りの末、自分で紹介文まで書いて応募しようとした北欧マンに、怒り心頭。
”私がしてほしいのは、そんなことではなくて、完璧なデンマーク語でなくても、自分が書いた文を添削してもらってだしたいわけ、それが完璧でなくても私はいいわけよ。完璧な文でいって、面接であれってなるに決まっているし、あなたが書いた単語一個も頭にでてきません”
次の週が応募締め切りだったこともあり、泣きながらデンマーク語で応募文章を考え、無事応募をだしました。
あの時本当に自分が働きたかったか、自信はないけれど。
今は本当に感謝。
大人になった妻の背中を押すって大変だなって思われた瞬間でした。
初めてのインタビューで無事採用!
こんなデンマーク語だし、受からないだろうな、でも、それはそれでいっか。と思っていた私。
2件コロナのクイックチェックセンターと近くの老人ホームの求人に応募したのですが、コロナチェックは、メールで落選お返事。
幸運なことに、もうひとつはインタビューをしていただいて、その後も働かせてもらえることになりました。
今回の仕事のポジションは、日本でいうアルバイトのような位置です。
正社員じゃないんだって?
まだ私のデンマーク語力じゃ。。。まずは経験から積みたいと思います。
本当ここまで来るまでに色々ありましたが、浮き沈みしながらも、とりあえずここまでこれたことに今は嬉しいです。
デンマーク語で仕事をすることに凄く恐怖があったけれど、何よりもやっぱり人を助ける仕事が私はすきなんだなと再認識できたのが一番の収穫。
そして、今の仕事と勉強と家庭との時間バランスが上手くとれていることで、自分の心のバランスと役割を向き合う方向がプラスに向いていると感じます。
これは、やはりデンマークならではの仕事スタイルもかなり影響しているかもしれません。
働いてみての感想はまたお伝えしたいなと思います。
ここまで、私のお話をしましたが、経験したデンマーク職探しについても書いておこうと思います。
どんな仕事が海外で働きやすい?

どんな職種?
デンマーク語が話すことができなくても、英語だけで仕事に就くことができるのがデンマークです。
でも、英語で仕事に就くには、それだけの経験がないと採用はしてもらえません。
20代卒業したてでもなければ、そうでなくても、大学時代のインターンとかCV(経歴書)に何も無い人はいないんじゃないでしょうか。
また、言語が必須になる職業、英語で出来る職業、資格が活かせる職業、資格がなんの約にも立たない職業。
色々あります。
私の場合、今の所、資格は活かせていませんが、経験は活かせています。
私の看護師の免許は認められていませんが、私の経験をみて、こんなデンマーク語でも働かせてくれて介護職の分野で働き始めることができました。
ですが、デンマークの介護分野では、特別な教育がなくても働くことが可能です。
他のアルバイトの子も、高校出たての人や、音楽専攻だった人など全く介護職とは遠いところ。
といっても、指示や報告ができないと仕事にならないので、言語は大きな部分です。
例えばコンピューター関係や研究職、海外向けにサービスを行っている会社や旅行業など色々英語でも問題ない場所は多いです。
正社員じゃない働き方
デンマークでフルタイムという働き以外にも、もちろん日本でいうアルバイトのようなシフト制の仕事もあります。
フルタイムといっても、35時間・32時間など形態があって、もちろんパートタイムのように28時間とか、週で何時間という契約の人もいます。
有給も結構あって、なんと私のようなアルバイトにも時間によって、有給ももらえるそう。
雇用されるのもそうですが、解雇されることもあります。
日本はとても従業員にやさしい国だと、私の経験からは思っていますが、こちらでは、向上がないと思われると解雇になることは珍しいことではありません。
正社員には、付随してくる特典がありますよね。これは日本でも同じく。
正社員じゃなきゃローンも組めませんしね。
もちろん多くの人が正社員の求人に応募します。
デンマークでの仕事の経験がなければ、正社員で最初から雇ってもらえるのが難しい場合は、やはり経験を摘む所からスタートです。
デンマークもコネクションの世界なので、知っている人から雇いたいのはもちろん。
デンマーク語学校のクラスメイトは、レストラン勤めが多かったです。
レストランなども、片言のデンマーク語でも英語が最低話せればどうにかなると友人はいっていたので、アルバイトなどではいいですね。
デンマーク語が苦手な外国人の友人が一番働いているのが多いのが、やはり掃除業だと思います。
会社に登録して提携先で掃除をするようですが、やはり一人での仕事&経歴が関係ないというのが、いいか悪いか。
職探そうと思うと相談した友人には、『あまり誰でも出来る仕事に長くつくと、それしか出来ないと思われて次の就活に響く』と言われました。
なかなか鋭い指摘。
私はafløserといって、正社員の人が休みで人数が足りない時に、補充として入る人員要員として働いています。
忘れてはいけないのは、アルバイトでも、ガッチリ税金をもっていかれます。。
私の場合は、所得税は32%、すごいな。。もっていくな。。初給料の時に本当衝撃的でした。
インターンとして
自治体によりますが、コペンハーゲン市に在住のうちは、パートナーの移住サポートで、職業安定所から5年のサポートを受けることができました。
詳しくは、後で紹介している以前の投稿で書いているので見てみて下さいね。
その中で素晴らしいと思ったのは、インターン制度。
公的企業なら100%、私的企業でも80%などの給料がインターン中でも支給してもらえるように、交渉してくれてサポートしてくれるというもの。
今、コペンハーゲンから移動して思うのは、やっぱり外国人に対してのサービスは本当手厚かったなというところ。
他の自治体もそれぞれサポートがあるかもしれませんが、時に電話で相談のってくれたり、心強い存在でした。
私の職探しの流れ

私は、日本で看護師として計8年ほど働いていました。
そして只今デンマーク語学学校に通っていて、モジュール3(DU3)が終わったところ。
デンマーク語会話能力てしては、成り立つというには程遠いですが、自分の言いたい簡単な文は伝えることができて、それが伝わるレベルというライン。
英語では基本的には問題なく会話ができますが、医療・介護の現場は英語は全く使いませんので、ほぼほぼ英語を喋ることはありません。
対して、インターナショナルな職場ではデンマーク人がいても、英語という場所が殆ど。10年近く住んでいても、デンマーク語が話せないという人はザラにいます。
最終的に市民権をっていうのでなければ、それでもいいとは思いますが、その方の将来の希望によるところでしょうか。
CV作り
自分が働こうとしている分野が、英語ならば英語で、デンマーク語ならばデンマーク語でCVを作成する必要があります。
私自身、日本でしっかり就活したのなんて、もううん十年前。
きっと今は変わっているのかもしれませんが、私の経験から日本との簡単な違いを挙げると
- 写真は、もちろんスーツとかでなくてよくて、人柄が伝わりそうな笑顔がよい
- 書式は決まってないけれど、テキストスタイルは端的に見やすく、アピールはしっかりする
- 基本的にデータを送って、エントリーするので、字のうまい下手なし
- CVとプラス手紙を一緒につけて送ります。《簡単な自己紹介に意気込みなどを含め》
以前、仕事探しの投稿を書きましたが、
私もここで紹介しているサイトをチェックして、自分が働けそうなものが投稿されていないか待ちました。
ちなみに、もう働きたい場所がある場合に、en uopfordret ansøgning と言って、求人が出てない自分から送るということもあります。
言葉があるくらいだから、多いのかな?実際は正直わかりませんが、北欧マンは、『求人がある所に出したほうが確実だ』ともっともなご返事をくれました。
コペンハーゲンのinternational houseで、workshopを開いていたりします。
コロナの影響から、オンラインで参加出来るイベントも多いのでそういう所で知識を得るのが一番です。
探す時期はいつがいいのか
正直、求人がでるのがいつかなんて読めないと言う所ですが、休暇の前には必ずと言っていいほど求人がでることが多いそうです。
それは、休みの期間の穴埋めがほしいから。
仕事内容にもよると思いますが、他人がその人の仕事を穴埋めできるような仕事の場合、
例えば、介護や医療の現場では、職員が交代で同じ仕事をしているので、他の人が穴埋めできます。
カフェや接客業もそうですね。
いつも働いている人、所謂正職員(fast: ファスト)の方々が休みをとる、春休み・夏休み・秋休み・冬休み前をチャンスと思って、求人を探すといいです。
私も、それを狙って、夏休みしながら、エントリーしていました。
家探しも、職探しも、時期が大切なようです。
LinkedIn で逆オファーが?!
素敵な経歴をお持ちの方なら、LinkedInを通してオファーがあることも。
北欧マン同級生が最近転職。
オファーをもらって、色々交渉して、無事新しい職場をゲットしました。
赤ちゃんが産まれるので、自宅からも近くなって、働きはじめたばっかなのに、育休も既に話し合いをして取得。
う〜ん。そんな方が羨ましいです。
まとめ
本当久々にブログに向き合うことができました。
これも、次のモジュール4が始まるまでの短い間かもしれません(本当始まるのが怖い)
こんなブログを『見てます』とお便りをくださる方がいるので、ぼちぼちですが、書き続けたいと思います。
サステイナブルな挑戦は、ソープベリーを始めたり、暮らしの変化はトライしていますが、ここにまとめる時間がない!
すいません。
『継続は力なり』。
ブログ2年目は、継続することに重きをおくのでいいかしら。。