サステナブル4原則その4:公正な労働やフェアトレード

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暮らしに繋がる4つのサステナビリティ
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こんにちわ。

今日は、サステナブル4原則最後のその4に参ります。

その1からその3までは、自然と繋がった原則でしたが、その4は人間の暮らしに繋がった原則になります。

サステナブル4原則 その4

人々は自分のニーズを満たす能力をシステム的に弱体化する状況に置かれてはならない

出典)Sustainability Illustrated

その4一段と難しい日本語説明で、やや放置してしまいました。が、4原則が全ての活動の根底になければというのだから、勉強しておきましょう。

さて、ここでいう”人々”とは誰のことを指しているのでしょうか。

”人々の生活を乱す、経済の供給ビジネスモデルを作ってはならない”と説明は続きます。

そう、ここの”人々”とは、消費品の生産者を指しています。

その人々のニーズとは、なんでしょう。
人が人として生きるための最低限のニーズを基本的ニーズと言いますね。
日本では基本的人権で守られているような内容です。

  • 健康を保つための十分な食料
  • 雨風を防ぐ住居
  • 安全な水
  • 健康を支える医療
  • なりたい自分になるための教育を受ける権利
  • などなど

生産者の人達のニーズを乱す経済モデルとはどんなものなのでしょう。

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”物”の向こうに繋がる世界のひとびと

ningxin23minorによるPixabayからの画像

私たちが何かを買う場合、それを作った人達がいます。

大量に作られた商品を、お店で買う場合、
それを作られた所に関する情報は、私たちは”Made in 〇〇”や”〇〇製”としてしか、みることは出来ません。

どんな人がどんな過程でその製品が作られたのか、ほとんどの場合が知ることが難しいのです。

私たちの買う商品で、発展途上国で生産されたものはとても良く見かけます。

それは、企業が自社製品生産のため、生産コストを下げるために人件費の安い発展途上国へ移す経営スタイルが影響しています。

第二次世界大戦以降、先進国の大量消費をまかなうために、発展途上国で生産し、輸入する仕組みを開発し、その大きなモデルで有名なのが、コーヒー農園です。

結果、沢山の農園がコーヒー農園となり、供給が需要を超え、価格が低下。
すると、賃金を下げなければならなくなり、低賃金労働や、児童労働(親が定収入、もしくは高ノルマを達成するためにともに働く、借金の代わりに働かされるなど)が行われていました。

コーヒーの種を摘むのに、沢山の子どもが労働に使われたそうです。

現在も約1億5000万人の児童労働があり、約7000万人の子どもが危険な仕事をしています。(ILO)

歴史の中で児童労働を指摘された会社は多くあります。

ナイキ、GAP、ブリジストンなど、大きな企業が、現地の労働環境について配慮していなかったのです。

こんなことが起こった1990年代。

そこから、企業の労働や人権に対する国際規格SA8000が作成されました。

SA8000 要求項目は以下の9つ
①児童労働の禁止
②強制労働の禁止
③健康と安全 の保障
④団結権と団体交渉権の保障
⑤差別の禁止
⑥懲罰の禁止
⑦労働時間の厳守
⑧基本的生活賃金の保証
⑨労働環境を管理するための制度作り

で、認証期間は3年、6ヶ月毎の部分監査があるという規格です。

2020年現在世界61カ国、4483企業、63工場が認証をもらっています。

26人から100人規模の会社が一番認証が多いところからみて、小規模企業の方が、労働環境を順守しやすいのかと素人ながらに感じたのだがどうだろか。取得が多いのは、イタリア、インド、中国。

日本国内は、イオンとトキワの2社のみという。
(海外で、トヨタがインドで、東芝 がフィリピンで、ホンダがイタリアで取得している。)

もちろん、これが全てとは思わないけれど、この国内で2社の海外生産製品のほうが、生産者のことを考えて、応援したくなりました。

参考:
先進国企業と途上国〜児童労働問題から企業の社会的責任を考える
SA8000 Certified Organisations

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”フェアトレード”に目を向ける

Gunnar MallonによるPixabayからの画像

”フェアトレード”という概念は日本でも浸透してきているのでしょうか。

フェアトレードとは、
”発展途上国から輸入される商品に対して、良品質な商品を、生産者の生活を守る適正な価格で取引をすることにより、品質と生産者の生活を守る”

ことです。

日本で採用されているフェアトレードマークは3種類。

  1. 国際フェアトレード認証ラベル :製品毎のマーク認証
  2. 世界フェアトレード機関認証ラベル:企業などに認証
  3. 企業や団体独自のフェアトレードラベル

です。

なんでこんなにあるのでしょう。不思議です。

名前で”フェアトレード”とついていても、本当にそうなのかわかるのは難しいです。

デンマークでは、1の認証ラベルが一般的と言っていいと思います。
なので、1の認証レベルについて考えて見ましょう。

対象になっている商品は、コーヒー、カカオ、コットン、お茶、切り花、スポーツボール、バナナなどの果物、スパイス
があります。

国際フェアトレード基準の最大の特徴は、生産コストをまかない、かつ経済的・社会的・環境的に持続可能な生産と生活を支える「フェアトレード最低価格」と生産地域の社会発展のための資金「フェアトレード・プレミアム(奨励金)」を生産者に保証している点です。

この奨励金使用方法を、フェアトレード基準で推奨しているオーガニック栽培への移行に利用したり、生活向上や社会整備に使用しているそうです。

また、労働組合のように生産者自身で考え、今後農場経営に自発的にどう奨励金を使用していくか考えるきっかけを与えるものになっているとのこと。

仕組みはフェアトレードジャパンのページを見ていただくとして、認証料は年間で20万程になるといいます。それを生産者、輸入、販売業者で負担するそうです(わかちあいプロジェクトより)。

世界的に広がりを見せているということは、生産者にとっても業者にとっても上手くいっていると思いたいシステムですね。

上記の商品を買う際には、商品のむこうにいる人々を意識するようになります。

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まとめ

その4は、私たちの消費が、世界の誰かにつながっているということでした。

SDGsの項目No,12は『つくる責任、つかう責任』とあります。

私は自分が何かを作るということは、ちょっと無いと思うけれど、【つかう責任】を意識した消費を心がけたいと学んだその4です。

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