こんにちわ。
ラップって本当に便利なものですよね。
ラップはどんな時使いますか?
電子レンジを使う時?
食器に蓋をかける?
野菜を切り口を包むとき?
北欧マン家では、ラップを使わない生活が一年経ちました。
今日は、電子レンジで温める時、もしくは野菜などを包むときにしている方法を紹介。
色々な用途があるラップですが、一度で使い捨てしなければいけないのが、ラップです。
ラップって何からできてるの?
普段使われているラップ原料ってなんでしょうか。
*ポリ塩化ビニリデン(「サランラップ」、「クレラップ」など)
*ポリエチレン(「ポリラップ」、「ハイラップ」など)
*塩化ビニル樹脂(「ファミラップ」、「ダイアラップ」など)
全てのものは石油を使って、作られています
ラップは、それぞれ原料によって、使用用途が違うそうです。
スーパーで食品が包まれているラップと、実家にいつもあったサランラップがこんなに別ものだったなんて、やけにスーパーのは伸びるなとは思っていたけれど。
私、それを知るまで、全然ちゃんと原材料や使用用途を読んでませんでした。
切れ味の良さで素晴らしいな〜っなんて感激してた毎日です。
なによりも、使用方法を間違うと、化学物質が食事に溶け出すことも。
これを防ぐべく、すぐ買ったのが、食品シリコングレードと蜜蝋ラップでした。
ラップの代用品その1:食品グレードのシリコントップとシリコンスチーマー
アメリカでも、デンマークでは、電子レンジがない家が多いです。
電子レンジを嫌いな人もいて、北欧ファアモアもそのひとり。
日本より電子レンジを料理に使うなどは、浸透していないし、電磁波を嫌う人も多いのだと思います。
うちも、無くしたいな〜と思いながらも、便利だからあると使ってしまう。
今のアパート家具付きなのですが、ついてたんです。で、使っちゃいますよね。
手放せるかは、引っ越しの時に考えるとして、

電子レンジを使用する時は食品グレードのシリコントップを使っています。
CHARLES VIANCIN 23cm シリコントップ
何故これだったかというと、地元のいい商品を売っている料理グッズ専門店にあったから。
メーカーもしっかりしていて、食品グレードシリコン。
大は小を兼ねるということで、23cmタイプを購入しました。
温めるものの大きさによっては、シリコンスチーマーのフタをあるものを使用もしていますが、
電子レンジでラップを使うことはなくなりました。
ただ、このシリコン、残念ながらリサイクルはできません。
日本では自治体によるようですが、可燃、もしくは不燃ごみになります。
日本のリサイクルは、海外からみても素晴らしいぐらいに細分化してリサイクル回収しています。
しかし、残念ながら、プラスチックリサイクル率の86%中、58%がサーマルリサイクル:焼却によるエネルギー回収です。
つまりは、燃やしているということで、実際ヨーロッパではサーマルリサイクルはリサイクルに入っていません。
それは二酸化炭素を排出しているからです。
世界は、今リサイクルの限界に気づき、リデゥース:減らすことに重きをおいてきていると言えます。
Non-toxic:毒性がないこと、の健康面と、ゴミを減らすのポイントを優先して、使っています。
このトップは使って2年位経つので、2年間シリコン製品の代わりにラップを使っていたとなると、すごい量だと思うので、まずは一歩。
やろうかなと思える範囲だと思えたら、ぜひ変えてみましょう。
シリコン製品を選ぶ時のポイント
ハイグレードのシリコン製品を選ぶこと
医療グレード、もしくは食品グレードのシリコン製品を選ぶことが大事。
低い品質の場合、化学物質がもれてくる可能性もあり。
どう見極めるのか?
製品の平な部分をつまんだり、ひねったりしてみよう。
その部分が製品自体の色と比べて、白くなったりする場合は化学性カバーが施されている可能性がある。
ピュアなシリコンだけ使用している場合は、色が変わることはないそうです。
ラップ代用その2:蜜蝋ラップ

日本でも、少しずつ広まってきている、蜜蝋ラップ。
嬉しいですね。
デンマークでは、スーパーマーケットのラップ売り場に一緒に並んでいます。
私は、アメリカ滞在時に市販のものを買ってから気に入って、愛用しています。
チーズに野菜の切り切りはし、お皿のトップなど、色々な用途で使うことができます。

蜜蝋ラップは、10年前自然な原料だけを使用し、ラップを使わずに食品が保存できないかと考えた一人の女性、Toniさんがカナダで開発し、販売し始めたのがきっかけで、世界中にひろがりました。
今や、会社として売っているところや手作りキット、蜜蝋も手に入るようになっています。
はて、蜜蝋とはなんでしょうか?英語でBeewax。
蜜蝋は、蜂の巣から,蜂の分泌腺から分泌される分泌物を集めたものです。
蜂は巣を作る際に、これを各壁に付着させ、蜂のあの六角形の巣を形成していきます。
蜜蝋自体は100%蜂由来のものです。
昔から、ロウソクの原料として重宝され、脂溶性ビタミンとして食用として利用されることもありました。
現在は、化粧品などに使われる一方、食品添加物(E901)として食品に照りをつけるために使用されています。
最近は、ますます研究行われ、擦り傷などへの医療的治療効果や、抗菌作用があることがわかってきています:参考文献。
他に蜜蝋ラップに使われているのは、ホホバオイルなどの植物性オイル。
ホホバオイルは、蜜蝋とおなじようにワックス成分を多く含み、保湿・抗菌作用があります。
そして、密着性を高めるために、植物性樹脂を蜜蝋を溶かす時に一緒に溶かし、布に吸収させています。
植物樹脂には松脂(Pine resin)が使われることが多いようです。これも自然由来のもの。
これら、原料を、熱を利用することで作るのが、蜜蝋ラップです。
海外でもとっても人気。
私の地元に近いところで、国産の蜜蝋ラップを作っています。天然染めなんてとても素敵。
手軽にできる方法なので、手作りをする人がいるのも納得ですね。
何よりも、自分で手入れが出来るところが、これのいいところ。
100%コットン布を使うことで、コンポストが可能になります。
そして、出来ればオーガニックコットンを選んで欲しいです。
コットン・綿は、特に農薬が使われる量が多いと言われています。
口に入るものを包むのですから、安全なものを選びたいですね。
ずぼらなわたしも蜜蝋ラップを手作りしてみました。
まとめ
どうでしたか?
このふたつをラップの代わりに利用することで、家のゴミ箱にラップが捨てられる回数が激減することは間違いありません。
ラップを開けた日を是非記載して、次のラップを開ける日をチェックしてみてくださいね。
驚きの結果になること間違いなし!
そして、ラップを使うもうひとつの機会である、食品を冷蔵庫や冷凍庫に保存する時をまとめました。
最初の一個目の方法をみたら、笑っちゃうはず。そして、キッチンの棚でパズルしちゃうかも!
ちなみに、電子レンジを使う時は、メラミン食器(子ども食器に使われるプラスチック食器)は絶対避けてくださいね。それについてはこちらでまとめています。