こんにちわ。
皆様、ご無沙汰しております。
もう7月も終わりになってしまいました。。サボりぐせがここまで来るといけません。
そんな間に、サステナブル生活を意識してブログをはじめて1年経過しました。
このブログも1年毎更新にしているので、北欧マンに『どうする?』と言われましたが、もう1年頑張って、行動して、次のステップに行きたい!
そう思っておりますが、実際の暮らしは、家のリノベーションに夏休みがドッキング。
デンマーク語クラスは先生は変わるがわる夏休みだからと居なくなるのに、私達はテストまで休みなし。。。
やっとテストまで終わり、一区切り、ここに戻ってこれました。
これからも、よろしくお願いします。
今日は”生ごみ”と向き合う日
ゴミ袋が有料化して日本ではもう大分経ちますね。
日本に滞在時は、実家にお世話になるのですが、やはり燃えるゴミの日はとっても重い。。。
それは、やはり生ごみがあるから。
コペンハーゲン市では、生ごみというものはゴミではなくて、”BIO”というコンポストとして集められていました。
今回の引っ越しでコペンハーゲン市をでて、新しい市Rudersdale(ルーザスデル:googlemapより)にやってまいりました。
さあ、毎日でる生ごみどこに捨てようって思ったら、生ごみの回収ゴミ箱がない!
どうやら、コンポスト土は無料でいただけるようですが、生ごみ回収は行っていないようです。
ふむ。。。なんか結構自治体によって違うのかもなあ〜と感じる今日このごろ。
これは、私にコンポストへのチャレンジを促しているのだと思い込みw。
だって、今までコンポストだったのに、急に他のゴミと一緒にするだなんて気持ちが悪い。
そう、生ごみは、コペンハーゲンでは燃えるゴミではないのです。
日本で毎日国民ひとりが出すごみは1kg!
あと20年で埋め立てる所なくなるって!
令和2年3月の環境省の発表によると、国民一人につき918g/日のゴミの排出量、リサイクル率は19.9%だそうです。
毎日ほぼ1kgのゴミ出してる!?
ちょっと信じがたいがそうだそうです。
直接焼却率が80.1%なので、ほぼ燃やしてる。
焼却した後の残渣物を埋め立てしていく場所が必要で。
最終処分場の残余年数が、21.6年だそうです。。。
その後はどうするの!?
というところで、ゴミ減量が言われているのは、もう誰もが知っているところ。
じゃあ、一般家庭で出来ることはなんだろう。
参考:環境省 一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成30年度)
自宅のゴミ袋を埋めるものはなに?

生ごみ、紙やプラスチック類、衣類、メタル系、ごみと一口でいっても色々ですよね。
自分が出すゴミでどんなゴミが多いか知っていますか?
日本での一人暮らし時代、もうダントツで”プラスチックゴミ”でした。
コンビニで買い物も多かったし、疲れてお惣菜買ってきたパックとか、そういうのでいつもいっぱい。
私の住んでる所は分別も細かったので、いつも燃えるゴミよりプラスチックゴミ袋のほうが買っていた記憶があります。
今となれば、それもリサイクルという名の燃えるゴミを出していたということに。
ご自宅のゴミ箱の中身はどうですか?
『うちはまだプラスチックゴミで溢れているわ』という方。
まずは、プラスチックを減らしたい!どうしたら減らせるか分からないから知りたいという人は、是非マキさんの無料講座を受けてみて下さい。
私も受けましたが、無料講座でとても良い情報を教えてくれて、新しい気づきがいっぱいありました。
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環境対策最新国オーストラリア在住のまきさん、とっても朗らかでやさしい方です〜
デンマークでのゴミはどうなってる?

ここまで日本を中心にみてきましたが、デンマークではどうなのかみてみましょう。
デンマーク、自然に気を使ってゴミ少ないのかと思いきや、意外や意外。
上の表は、国民一人につき一般廃棄物の量の世界順位を示している表なんだけれども、日本少ない第2位!
デンマークは最下位でございます。
庭のゴミが多いとのことですが、最下位っていうのは頂けないよね。
2014年の調べで、ゴミを減らそう、過剰包装をなくそうと思っているデンマーク人は21%、2011年に28%あったのに、ダウンしているという悲しい結果に。
EU諸国の意識調査の平均が33%なのに、それを下回るという結果に。
捨てる量につき、料金を課すなど、それぞれの市で対応が始まっているそう。
そういう所は日本のほうが先をいっているよね。
ただ、日本は人口が多い&土地が限られているから、ゴミの量が世界的に少なくても問題なんだな。
ただゴミの中に”コンポスト”という分類があるデンマーク。

黄緑がリサイクル、茶色がコンポスト、水色が再生エネルギー焼却、黒が埋め立て。
コンポストはバイオエナジーというバイオガスを使った再生エネルギーへまわされます。
焼却での再生エネルギーとは違う枠ぐみです。
そう、生ごみは”燃えるゴミ”という枠から外してあげてよいということなのです。
子育て世代に増える可燃ごみ
さて、北欧マン家では、今はダントツ生ごみが多くなりました。
離乳食を作り始めたその日から、ついてまわる”食べ残し”
作ったのに食べない。そして、ゴミになるのが嫌で食べちゃう。
そんな方もいるはず。
私は、子どもが残したものは殆ど食べません。
食べるものもあるけれど、自分も食べたいものを美味しい形で食べたいと思っているので、残飯係にはなりたくない。
なので、子どもが残すものは生ごみ行きです。
生ごみに注目しないといけない理由は何?
どうして生ごみに注目するんでしょう?
一般廃棄物といわれるゴミの30〜40%が”厨芥類(ちゅうかいるい)”と言われる種類で生ごみはここに含まれます。
え〜となんて読むの?私、すぐgoogleってしまいました。
一般的に生ごみとして分類されるものはこれ。
この生ごみの全体の6割が家庭からでている家庭系一般廃棄物だそうです。
そして、この生ごみの殆どが直接焼却されている日本。
生ごみには沢山の問題があります。
生ごみの問題その1:水分を多く含むために燃えにくいために、全体の焼却効率の低下の原因となる
生ごみ問題その2:焼却温度低下によるダイオキシン発生可能性の増大
生ごみ問題その3:ダイオキシン発生を防止するための化石燃料追加投入
生ごみ問題その4:毎日のゴミ袋が重くなる 👈結構これゴミ出し担当者には大きいよね
生ごみ問題その5:ゴミ袋代は上がってくる
ゴミ袋有料化の後からゴミの全体量が減っているのだもの単純にこれが一番簡単とおもう人もいる

裏をかえせば、この生ごみが減ったら、全体のゴミが30〜40%減るということ!それって凄い!
そして、その60%の家庭からの生ごみの役割は大きいな〜
生ごみ減らす方法を考えよう!
”生ごみ”から”ビオ”へ
根本的に、”生ごみ”って響きがゴミ感となんだか臭く匂うような印象を、私達に植え付けている気がします。
”食べ残し”は残ってしまっただけのさっきまで食べていた食べ物で、野菜クズは私達は食べられないけれど、他の動物が食べられる普通の食べ物。
魚の骨も唐揚げにして出すお店もあったりしますよね。家庭ではなかなか出来ないけれど。
実際、”生ごみ”にしてしまっているのは私達自身なので、ここから”生ごみ”改め、ここのサイトでは”ビオ”と呼ぶことにしますね。
BIOは、デンマークではビオ、英語ではバイオ。生命、生物などの生命体の意味を示す言葉です。
コペンハーゲンのコンポスト容器には”BIO”と書かれています。
生ごみを”燃えるゴミ”という枠組みがら少し外して見れるようになれば、何かが変わる気がします。
冷蔵庫の野菜室を区分けしよう
ビオの定番、野菜くず。
うちでは冷蔵庫の右と左で新旧グループ分けをしています。
週に1回の買い物の前に、野菜室をクリアに。
使うべき旧グループからのメニューを考えるのが大事なところ。
お家の野菜室をあなたにわかる形で、部屋わけしてあげて下さい。
冷凍庫の活用
冷凍庫の保存力は利用しないといけませんよね。
冷凍野菜の活用や、多く作ったご飯を”残り物”にせず、”作りおき”として冷凍しておく。
うちでは、野菜を下ごしらえして冷凍というのはしないのですが、お肉は味をつけて冷凍しています。
買ってきた日が勝負ですね。
是非、保存容器にもちょっと気を配ってみましょう。
皮を極力むかない
やはり、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ等々、皮を剥く野菜は沢山あります。
玉ねぎを向かないのは無理だけれど、人参やじゃがいもを剥かなくてもいい方法で料理する日をつくってはどうでしょうか?
煮物にするのに皮があると味が染みない。
なんて声もあると思います。もちろん、そういう時は剥くのもいいと思います。
まるごと蒸す、まるごと焼く。
また皮ごと蒸してから皮を剥くほうが、薄く剥くことができたりしますよね。
私はそのまま食べてしまいますがw。
農薬気になる人は有機・オーガニックも検討してもいいかも
皮に農薬がたくさん付いているんじゃっていう心配な方もいるかもしれません。
オーガニックのところで北欧マン家のオーガニック選択ラインのお話をしているのでよかったら見てみてくださいね。
オーガニックでも、そうでなくても、うちでは正しく洗って食べれば良いものだと思っています。
生ゴミ袋を置かず、ざるを置く

うちでは生ごみ入れ用袋はありません。
よくある三角コーナーは、水を切れて優秀ではあると思います。
ですが、何でしょう。あそこに常に湿気が溜まるイメージ。。。。

三角コーナーって、水気を切って、ゴミ箱へってすぐ移動させないと匂うことあるよね。
あと、なぜだか水分が上手く切れていないことが多いよね。。
日本で”生ごみ容器”と検索すると、でてくるのは袋を設置するタイプの容器ばかり。
濡れたゴミの水分をそのままゴミ袋にいれてしまうことになるので、それはここで終わりにしましょう。
北欧マン家では、片手ざるが一番重宝しています。

スープなどを捨てたい場合、どうしても具材がありますよね。
その時手元あるコップやお椀の上にザルを置いて、食べ残しをささっと乗せて水を切る。
ビオを燃えるゴミとして捨てる場合も、コンポストにする場合も、水分をしっかり切ることが大事なので、この工程は欠かせません。
ざるで水気を切ったビオを、次にキッチンに立った時に、ビオ容器に移し、ざると受け皿にしていた容器をさっと洗う。
手間に見えるかもしれませんが、濡れたビオをそのままビニル袋にいれて口を閉めるよりも、キッチンもゴミ箱も心までさっぱり気持ちがいいものです。
お気に入りビオ容器を設置しよう

”生ごみ容器”改め、”ビオ容器”ですが、私は、パンを乗せる平たく大きいパン皿を再利用していましたが、今は昔のバター入れ陶器容器が私のビオ容器です。
冬場はパン皿で蓋をせず、ビオをそのまま乾燥させて、1日の終わりにコンポストに移すという流れでした。。
デンマークだと空気が乾燥気味&ズボラで蓋をとったりつけたりするのが面倒くさいのもありまして。
だったのですが、暑くなり20度超えるとコバエくんが発生。
蓋の中で、まず発酵させると、その後の発酵にもよいということでフタ付きに変更。
ただ水分が多めになってしまうので、野菜を予め洗っておいたり、ザル時間を長くしたりもしています。
パン皿はステンレス・フタ付きは陶器でできているので、ビオをコンポストに移動した後も普通に洗って、きれいに保つことが出来ます。
日本だと湿気があるし、なかなか蓋なしで置いておくというのは難しいかもしれませんね。
一度手にすれば、買い換える必要のないものなので、お気に入りのそれぞれのキッチンに似合う容器を準備されるのがいいと思います。
《《《《《《《ビオ容器おすすめ》》》》》》》
- まずはあなたの家の1日のビオ量を知ろう
どれだけビオが1日ででるか想像がつかない人は、なんでも家にあるお皿でも何でもいいので、ビオだけ別にしてみましょう。
その量を参考に、どれだけの量の大きさのものがいいのか決めるといいと思います。
北欧マン家では、最近毎日のお弁当&スナックBOXが増えたので、料理が多くなりました。
大体両手を合わした位の量で収まっていたのが、最近はそこから溢れることも。
大きさはキッチンのサイズや置く場所にも影響すると思うので、家にあるもので色々試してから決めるのがおすすめです。 - 陶器、もしくはステンレスのもの
水気を含むものなので、錆びやすさを考えるとアルミ製のものは避けたほうが無難でしょう。
せっかくなので、プラスチックフリーの材質で。 - 口がひろいもの
どんなものがビオか各家庭によって違うと思いますが、口はひろいものが使いやすいです。
皮剥いても、そのままポイって入れられるのがストレスフリー
子どもの食べ残しを減らすとビオが減る?
子どもの食べ残し、大人もそうですが、出来るだけなくしていきたいですよね。
北欧マン家での気をつけていることはこれ。
《食べ残しからの生ゴミを減らすポイント》
- お皿には少なめに盛ろう
まずは、これ。少食の子、食べむらがあるこ、気分による子は絶対これ。
うちの娘がまさにこれです。ま〜ヒットすることは本当少ない。
なので、ココ一番の味の出来だなって思っても、少なめに盛っておきましょう。
”おかわり”になった時の子どものドヤ顔はいいものです。
おかわりも少なめに。 - 別々のメニューを混ぜない
なんでも混ぜないと食べないからと混ぜていた頃。
もう絶対食べ残しは食べたくないと思うような見た目になる。。。
ってことは、子どもはその私の食べたくないの食べさせてた??
燃えるゴミへ or コンポストへ
家庭菜園が流行ってきているとはいえ、ご自宅でコンポストを作っても土を使いようがない。
そんな方もいるとは思います。
日本ではコンポスト容器に補助がでていた自治体も、希望者の少なさやその土をどうするのかといった声が多かったとニュースにもなっています。
一度家庭菜園をやったことがある人なら解ると思いますが、それなりに時間も使うし、そんな暇ないって言う人もいるとは思います。
そんな方はまずは水分切って、減量に取り組みましょう。
出来ることから少しずつ。
北欧マン家では、コンポストを始めたので、コンポストについては別にまとめますね。
まとめ
1日の終わりに、ビオが入った容器をみた娘が『くさ〜い』と言いました。
でも、実際匂ったら、臭くなかったんです。
”生ごみの山”って見ただけで臭そうに見える。
これあなたがさっき食べたものでしょ。この卵の殻だって、この前にわとりさんにあげたよね。
ただ袋に閉じて隠すんではなくて、自分たちが食をいただいていて、粗末にしない気持ちを一緒に感じていきたいです。